2009/09/14
AFIのメンバーが2006年のアルバム『DECEMBERUNDERGROUD』に取りかかったとき、彼らは「大成功したレコードに続く作品なんだ
とは考えないようにしようと必死に努力した」とギタリストのJADE PUGETは言う。
『DECEMBERUNDERGROUD』は、カリフォルニア州ユカイアで結成されて12年になるAFIをメインストリームの観客に紹介することになったメジャー・デビュー作『SING THE SORROW』の3年後に出た作品だ。「GIRL’S NOT GREY」のヒットもあって『SORROW』はバンドにとって初のプラチナ・アルバムとなり全米で120万枚売れた。
その後『DECEMBERUNDERGROUD』は993,000枚売れ、BILLBOARDホット100の最高位24位を記録した「MISS MURDER」という最大のヒットも生んだ。だから、2枚目の大成功したレコードに続く作品を作る段になったとき、彼らが同じアプローチを取ることにしたのも当然だろう。
その結果完成した『CRASH LOVE』(9/29、DGC/インタースコープより発売)はシンセを多用した『DECEMBERUNDERGROUD』よりもっとストレートなロック・アルバムになっている。「戦略的にヒット曲を書こうとするのはバンドにとってのひどい転落そのものだよ」とPUGETは言う。「必死に頑張ったってうまく行かないこともある。オレたちは人気やセールスを維持するため、型に従って”MISS MURDER 2”を書くようなことはしたくなかった。ただ、今の自分たちの状況をうまく描き出したかっただけなんだよ」
シンガーのDAVEY HAVOKはこのアルバムの音の変化は2007年に彼とPUGETがエレクトロニック・デュオ、BLAQK AUDIOとしてアルバム『CEXCELLS』を発表したせいだと考えている。「またロック・ミュージックをプレイするのがエキサイティングになったんだ」
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